そもそも、なんでAZ O19が来ているかというと、J.League International Youth Cupなるものがあり、それにAZが招待されたからなんですね。
コレ→ 2015 J.LEAGUE INTERNATIONAL YOUTH CUP
2015とかついてるから毎年やってるのかと思ったら、今年からなんだそうです。細かい経緯はもちろん分からないのですが、AZは2015年のRinus Michels Awardsで、プロ・クラブ最優秀ユース・アカデミーに選ばれたので、それが理由でお呼ばれしました。
あー、なんかそんな記事あったね、と、この時思い出しましたよ。
AZ Jeugdopleiding wint Rinus Michels Award
Genomineerden & winnaars Rinus Michels Awards 2015
私が見始めてからでも、フートやヨリスとぅん、ハイェたんやドッスーがトップに定着して(フートはさっさと移籍していきましたが……といういつまでも言っている恨み言)、今年もスピーリングスくんにペンさん、O君が上がってきてますし。ユース年代が盛大に使えるトレコンも作ってますし。
しかしこのアワード獲った育成部門のダイレクターのワインケルさん、アメリカに引き抜かれていったけどね!
それはともかく、Twitterで開催のお知らせが流れてきたのを知り、とりあえず速攻で有休をとり、国内サッカーは2014年のスルガ銀行杯をラヌースのメラーノくん目当てに見に行ったことしかないのに、突撃することにしたわけです。
だってO19なんて、めったに見られないよ? トップチームはチケット買ってスタジアムに行って……ていう流れができてるし、ハイライト見られたり写真アップされたりっていうのがあるけど、ヨングとかユースなんて't Loodでひっそりやってたりするからね。むしろ観戦ハードル高いわ。オランダ行ったって見られるか分からんが。
で、AZ以外には、Jユース選手権(?)の優勝・準優勝の浦和レッズユースと名古屋グランパス U18、あと韓国のU18選手権みたいなので勝った全南ドラゴンズが参加してます。(AZ以外は超適当な情報)
この4チーム総当たりで試合(延長もPKもなし)して、
AZ以外はU18(高校生以下ってことですかね)らしいんですけど、AZはOnder 18というのはないので、どの年代がくるのかなーと思ってました。O19なら何人か顔と名前が分かる選手がいるけど、さすがにO17になると誰も分からないんで。
そしたら普通にフルメンバーのO19が来ましたね。ひとりO17の子がいるけど。これでAZのメラーノくんやらフース3号やらを生で見られる……!! と、PCの前でニヨニヨしてしまいました。
ちなみに来日メンバーはこちら。→ AZ Onder 19 onderweg naar Japan
さてここまでが前置きで。(長い)
初日は11:00 KOで、浦和レッズユースとの対戦。AZがアウェイ扱いなので、水色のセカンド・ユニです。
選手が出てきて最初に思ったのは、けっこうみんな小さいな、ってこと。
上のJリーグの記事では「平均身長179.5cmの大型のチーム」とか書かれてるし、たしかにティルくんとかゴンサロはかなり背が高いけど、握手してる写真見ると分かるように、そんなに浦和の選手と比べて大きいわけではないです。
たぶんこれからまだ伸びるんだよね……。スピーリングスくんとかハイェたんだって、O19の頃はあんなに大きくなかったと思うのよ。
※ あだ名については、追い追い説明が出てくると思うので流してください
ウォーミングアップを見ててすごく感じたのは、トップの方がきゃっきゃしてる感があるってこと。
まあトップの選手の方が異国も試合も慣れてて余裕もあるんだろうし、試合前だからなのかもしれないけど。なんかこう、トップで見た、「隙を見てはちょっかいをかけようとしてる感」とか「無駄にじゃれ合う感」とかがあんまりなくて、ちょっと意外でした。若い子の方がそういうのあると思ってたよ。トップより同じメンバーで長くやってるんだろうし。
ところで、顔と名前が一致してる人のひとりであるサキちゃん(Zia Sakirovski)が、スパイクもはいてなくてジャージ(というかウィンドブレーカーみたいなやつ)も着たままで、当然スタメンにもベンチにもいなかったんですが、サキちゃん怪我とかあったんでしょうか。
ちなみにサキちゃんは、AZ黒髪族の伝統(?)どおり、写真より実物の方が数倍かっこよかったです。めっさ近くまで来たんだけど、近すぎて写真撮れなかった。←ヘタレ
ではウォーミングアップ写真。
名前はフースじゃないんだけど、金髪ふわふわ感がフース1号(フッペルツ)やフース2号(ファン・ウェールデンブルフくん)に近いんで、フース3号呼ばわりされているJulian Nakくん、それからいつも眉間に皺を寄せてるように見えるキリっと眉毛と、走り方とか動きがメラーノくんに似てるので、AZのメラーノくんと呼んでいるRobin Schoutenくんが多いのは、たぶん気のせいではありません。
ほら、フース感あるでしょ?
これは本当に顔しかめてますが、眩しいだけです。
指差しフース3号。
AZ O19の強さも浦和の強さも分からないんで、試合がどうなるかとかは全然予想できませんでした。確かめてないけど、2,3年くらい前、AZ O16がBekerだかユースのリーグだかで優勝してた気がするので、その時のメンバーがごっそりO19に上がってるなら、けっこう強いんじゃないかなーとか思ったくらい。
AZ、けっこう押してたと思うんだけどなー。前半に2回くらいあった惜しいシーンで得点できなかったのが残念です。2-0だけど、1点は直接FKだし、もう1点は「その前にファウルあったやん! ノーゴールやん!」アピールをしてたので(私は他所を見ておりまして……)、そんなに負け負けではなかった気がします。
試合に関しては、YouTubeにフルマッチとハイライトの動画があるので、そちらを見てください(丸投げ)
【インターナショナルユースカップ 第1日】浦和ユースvsAZ フルマッチ映像(前半)
【インターナショナルユースカップ 第1日】浦和ユースvsAZ フルマッチ映像(後半)
内容はおいとくとして(え?)、見てて思ったこと・楽しかったことなどを。
(1) ポジション変更がミラクル
左右交代するレベルじゃないんですよ。最初気づいたのは、前半右側(遠い側)にいたロビンくんが、後半手前に来ると思いきや、左側になったせいで結局遠い側のままだった
一番笑ったのは、右CBやってたキャプテンのゴンサロが、最後はスピッツやってたこと。最後尾から最前列とかアリなんだ?! て思った。
あ、ゴンサロの正しい名前はVincent Regelingなのですが、なぜゴンサロかといいますと、雰囲気がポルトのゴンサロ・パシエンシアに似ているからです。もうゴンサロにしか見えなかった。ゴンサロもかっこいいし、いいよね。(そういう問題ではない)
と言いつつ、あんまりゴンサロ感のない写真のチョイス。
(2) ロビンくん
メラーノくん似なため、ついつい目がいってしまうロビンくんなのですが、いろいろ美味しいシーンがありました。
やっぱりあの、前半に1回あった本当に惜しすぎるシーン。GKと1対1になって、絶対入ると思ったんだけど。思わず変な声だしてしまいました。あと、記念の第1枚めの黄紙もロビンくんが頂戴しております(本人は不服そうでしたが)。
それから「フース!!!!!!」とすごい叫んでティルくんに(たぶん)パスを要求したものの、結局もらえなかったとか、監督のコーエン・スタムさんに「ロビーン!! ロビーン!!」と呼ばれて何か指示を出された時、遠くにいて聞きとれなかったので、野々村ポーズ(……と私が呼んでいる、耳の後ろに手をあてるしぐさ)をしていてかわいかったとか。
もうそろそろタイムアップか、という頃は左に移ってきていたので、目の前を走っていくロビンくんと、スピッツ化したゴンサロで目の保養をしていたのですが、ちょうど二人が後ろからのロングボールに走らされる……もマイボールにできずサイドラインを越え、しかも相手ボールになったため、ふたりして「Fxxk!!」「Fxxk, men!!」と罵っていて、大変微笑ましかったです。(だめだろ)
メラーノくんにちょっとモイさんを足したような横顔のロビンくん。
(4) テウンくんとフース3号
写真では区別に自信がなかったテウンくん(ビーレフェルトの方)とフース3号ですが、実際見るとテウンくんの方がずっと小さかったので、全然平気でした。
そしてテウンくん、けっこう空中戦に駆り出されていたのだけど、それこそティルくんとかが行った方がいいのでは……と思わなくもなかった。まあケーさんみたいに、背はそんなに高くないけど滅法空中戦強いって人もいるので、テウンくんがそうなると素敵だと思います。(適当)
あとフース3号が仲間に「ユーリ」と呼ばれてい(るように聞こえ)たので、ユーリ→ロシア→KGB→イリヤ→アーミー・ハマーという連想で、コードネームUNCLEのポスター画像とかが脳内にちらついて大変でした。
靴下を膝上まで上げてるせいなんだろうけど、膝が見えなくて小さい子感が増すテウンくん。
フース3号はウォーミングアップ写真を参照のこと。
(5) バッケルくんとテっさんとオーエン
CBのバッケルくんとFWのテっさんふたり、オランダ代表にも呼ばれてたと思うのですが、素人目に見ても上手い気がしました。バッケルくん(Justin Bakker)は警部っぽい感じ。途中で下がってしまいましたが、テっさんことJan-Willem Tesselaarくんも、まだまだ体は細いけど、ちょっとジョジーっぽい、ひとりで何とかしてくれそう感がありました。
早よトップに! 早よ!
そして、ひとり飛び級でO17からきてる、LBやってたOwen Wijndalくん。こちらも飛び級分かるわーっていう活躍だったのじゃないでしょうか。まあ手前にいたので良く見えた、というのもあるけど。(元も子もない褒め方)
バッケルくんからのパスでよく縦に走っていて、ポウルセンさんを思い出して、ほろっときました。
(6) フィジオセラピストさんが、ババリくん風だった
一瞬、アデレードにローン中のババリくんが転職したのかと思いました。ええ、もちろん違います。それだけです。
(7) ものすごい叫びながらやっている
これ、前にトップの試合見たときも、けっこう色々言いながらやってるんだなーとは思ったんだけど、エールディヴィジの試合とかと違って歌も何もないから、ほんと丸っと聞こえるんですよ。これ面白かった。もちろん、オランダ語わからないので、右とか左とか、名前くらいしか聞きとれないんだけど。
関係ないけど、オランダ語の右(Recht)が私にはレフトと聞こえるので、右も左も左だと思ってしまって大変やっかいです。
監督からの指示とか、誰か横で同通してくれたらいいのになあ〜と思ってた。(自分でオランダ語が聞きとれるように勉強しようと思えよ、と自分で突っ込みましたので、皆様からはけっこうです)
浦和の監督とかGKさんからの指示は、当然日本語なので聞き取れるわけですが、AZも内容としては同じようなこと言ってるのか、それとも全然違うこと言ってるのかだけでも分かりたかった。
今回は、やっぱり顔と名前が一致している選手につい目がいきがちでしたが、1試合見て、何人か「顔と名前わかるリスト」に追加されたので、次はその人たちを一生懸命見るつもり……だけど、ついロビンくんやゴンサロを眺めるにポッキー1箱。
私が何も考えずに撮った写真、残りはFlickrで見られます。お時間あればどうぞ。
2015 J.League International Youth Cup (Day 1) Urawa Reds Youth - AZ Onder 19
さて、木曜と土曜は雪の予報ですが、どうなるか。
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